覚醒のすすめ

誇りと自信を取りもどすために!

日本にとって第一次世界大戦とは何だったのか?

第一次世界大戦は、非常に分かりにくかった。当時の各国の勢力争い、過去の怨念などが入り組んでおり、日本の位置づけが何なのか見づらいからだ。

 

以下に、簡単に整理して見た。

 

まず、戦争に関する事実は以下の通りである。

・1914年(大正3年)〜1918年(大正7年)に起こった世界規模の戦争である(同盟国対連合国)。
・主戦場はヨーロッパで、900万人以上の戦死者を出した。
・同盟国側はドイツ、オーストリア=ハンガリーオスマントルコブルガリア
・連合国側はイギリス、フランス、ロシア、セルビアモンテネグロアメリカ、日本など多数。
・1918年(大正7年)に連合国側の勝利で終結した。
・1919年(大正8年)のパリ講和会議にてドイツは膨大な賠償金を支払うことになった。

 

当時の背景は以下の通りである。
・ヨーロッパ各国が領土・植民地獲得をめぐって敵対状況であった。
  フランス対ドイツ(普仏戦争でフランスは敗戦し領土を失っていた)
  イギリスは植民地政策を有利に進めるためフランス・ロシアと協約を結んだ。
  オーストリアハンガリーボスニア・ヘルツェゴビナを併合し、ロシアとの緊張状態を高めた。
  モロッコをめぐってフランスとドイツの対立が進んだ。
  オスマントルコとイタリアが戦争しイタリアがオスマントルコ領土を占領した。
  バルカン半島で二度にわたる戦争があり、第一次バルカン戦争ではオスマントルコが敗れた。第二次バルカン戦争ではブルガリアが敗れた。
・1914年(大正3年)にサラエヴォオーストリアハンガリーの皇太子がセルビア人により暗殺された。
オーストリアハンガリーセルビアの戦争に、ロシア・ドイツが介入し、それぞれの同盟関係の国が参戦した結果、大規模な戦争になった。

 

では、ヨーロッパと遠く離れた日本がなぜ参戦したのか?
・イギリスと日英同盟を結んでおり、参戦しなければならなかった。

 

日本の戦闘は以下の通りである。
・イギリス軍と合同で、支那におけるドイツの租借地である青島と膠州湾の要塞を攻略した。
・地中海へ艦隊を派遣し護衛・哨戒活動を行った。

 

日本は、同時期に以下の行為を行なった。
・対華21カ条要求
  中華民国政府に行った外交交渉において提示した21か条の要求である。
  山東ドイツ権益の善後処理、満蒙における日本の権益問、在華日本人の条約上の法益保護問題など。
・シベリア出兵
  「ロシア革命」が勃発し、イギリスとフランスの依頼によりアメリカとともに出兵した。

 

余談だが、ドイツ人捕虜を優遇したことで、ドイツ料理やビール、パンの技術が伝わった。

 

そして、この戦争を契機に日本の国際的地位は向上した。


疑問だった「第一次世界大戦とは日本にとって何だったのか?」は、
・同盟国(イギリス)との約束を守り参戦した。

 

これだけだと思う。

 

ドイツが所有していた領土の統治権を得たことや、国際的地位があがったことなどあるが、それは参戦の結果である。

 

「領土拡大を目的に参戦した。」、「欧米各国を敵に回す契機になった。」という人がいる。
くどいようだが、逆算して歴史を見ることはやめたい。


逆算した理由づけにより、事象を色眼鏡で見るのではなく、事実と流れを見ていこう。